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パイプハウス 自力施工 安く、強く 被災時の廃材で補強 台風対策に ―― 小山昌弘さん・真史さん(千葉県八街市)(1面)【2022年4月4週号】

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 台風被害が頻発する中、千葉県では早期の営農再開にパイプハウスの自力施工を勧めている。八街市で施設野菜50アールなどを栽培する小山昌弘さん(61)・真史さん(33)親子は、台風で被災したパイプハウスを自力で復旧して、経費を従来の約3割削減し、早期に作付けを再開できた。さらに、廃材を再利用して補強部材を増やし、被害防止対策を強化する。真史さんは「業者が少ない中、資材さえあれば直せるのが利点。余ったパイプの有効活用など自分なりの工夫も思い浮かぶ」と話す。

(1面)

〈写真:「一度変形したパイプも補強などには十分使える」と追加したダブルアーチを指す真史さん〉