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JA全農 秋肥価格 過去最高水準に 単肥25~94%、複合55%値上げ(2面・総合)【2022年6月1週号】

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 JA全農は5月31日、2022年肥料年度秋肥(6~10月)の価格を公表した。前期(春肥)比で尿素や塩化カリ、硫安(粉)などの単肥は25~94%値上げした。複合肥料の高度化成(15―15―15)も同55%値上げした。肥料原料は、世界的な穀物相場の上昇で需要が旺盛となる一方、ベラルーシや中国、ロシアからの輸出が停滞し、需要ひっ迫に拍車がかかっている。急激な円安の進行もあり、今後の価格や調達への影響は見通せない状況だ。輸入に依存する生産資材や飼料なども高騰し、農業経営を直撃している。増加するコスト負担の影響緩和対策や価格転嫁への理解醸成が喫緊の課題だ。

(2面・総合)