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黒ニンニク、からし漬け 通年出荷を目標に【7月1週号 香川県】

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 【香川支局】「父を手伝っている頃から、加工品に挑戦したいと思っていました」と話す琴平町の河野康雅さん(75)。水稲56アールを作付ける傍ら、15アールでニンニク、ナス、キュウリを栽培し、黒ニンニクとからし漬けに加工する。長期に販売するのは黒ニンニク。生のニンニクを乾燥させる工程はJAに依頼し、発酵には5升用の保温専用ジャーを使う。からし漬けは、知人から教わった辛みを利かせた味付けを基本に、好みの味に変えてきた。販売先は、丸亀市の産直施設から始まり県内3カ所の産直施設へと広げてきた。新型コロナウイルス感染症が拡大する前は、試食を毎日用意して新規購入者を増やしたという。河野さんは「今年はニンニクの作付面積を増やしましたが、芳しくない気象条件が重なり、昨年並みの収量でした。年間を通して途切れずに出荷できる量を確保したい」と話す。

〈写真:「おいしくて健康効果が高い黒ニンニクを味わってほしい」と河野さん。2014年に加工を始めた〉