農林水産省は8月31日、植物防疫検討会を開き、改正植物防疫法に基づいた発生予防を中心とする「総合防除」の構築へ向けた基本指針案を示した。指定有害動植物は、発生予察の対象病害虫111種に「総合防除の対象病害虫」を加え、157種(害虫92種類、病菌65種類)に見直すとした。同省は9月24日まで実施する意見募集も踏まえ、今年5月の公布から1年以内に施行する。
総合防除の対象病害虫の例では、サツマイモ基腐病やスクミリンゴガイなどを挙げた。また、急激にまん延して農作物に重大な損害を与える病害虫にはジャガイモシロシストセンチュウなどを挙げる。施行に合わせて対象病害虫を公表する予定だ。
(2面・総合)










