秋作業が本格化する9~10月を重点期間として、農林水産省は「秋の農作業安全確認運動」を展開する。重点推進テーマを「しめよう!シートベルト」に設定し、特にトラクターの転落・転倒による死亡事故を減らそうと、運転時のシートベルト装着徹底を働きかけている。農業就業人口が減少する一方で、農作業死亡事故は毎年約300件発生。その85%を65歳以上が占め、若年層では離農につながる重傷事故なども起きている。シートベルトに加え、安全キャブ・フレームなど基本装備を確認し、共同作業でのルール決めや情報共有で事故を未然に防ぎたい。
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