
水稲23ヘクタール、小麦30ヘクタール、大豆27ヘクタールで経営する三重県伊勢市の宇野充浩さん(44)は、大豆「フクユタカ」などの収量で10アール当たり135キロ前後と、県平均(70キロ)の約2倍を確保する。長雨での播種遅れ時に、栽植密度を高めた「狭畦栽培」へ切り替えて生育を確保する。中耕が必要なく、稲作との作業競合が回避できる。播種時期に降雨が続いた今年は、大豆の全面積で実施した。「天候が安定せずに雨との兼ね合いで作業時期が限られる中、重要な選択肢」と話す。
(9面・営農技術・資材)
〈写真:狭畦栽培の圃場(8月下旬)で宇野さん。「遅播きでも稲刈りと作業が重ならない」と説明する〉










