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2023年産米 適正生産量669万トン 22年産と同水準の転作必要(1面)【2022年10月4週号】

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 農林水産省は20日、2023年産主食用米の適正生産量を669万トンとする需給見通しを示した。9月25日現在の22年産予想収穫量670万3千トン(作況指数100)に比べ1万3千トン少ない水準。22年産と同規模の作付け転換維持で主食用米の需給は安定する見通しとなった。22年産米の9月の相対取引価格(速報)は、全銘柄平均で60キロ当たり1万3961円となり、前年同月比706円(5%)高と上向いた。23年産でも適正生産量の達成に向けた産地の取り組みが求められる。同省は、引き続き水田農業の高収益化や麦・大豆の生産振興などを推進する方針だが、水田活用の直接支払交付金の見直しなど課題もある。

(1面)

〈表:2023/24年の主食用米等の需給見通し(単位:万トン)〉