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身近な田んぼ 学びの場に 農薬使わず黒米、マコモ栽培 ―― 「小江戸 南古谷農園」の田中邦和代表(埼玉県川越市)(5面・すまいる)【2023年1月3週号】

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 「田んぼにじかに入ってもらうことで、自然の豊かさや生物の多様性を実感してもらい、健康な心身を育むきっかけにもしてもらいたい」と、埼玉県川越市久下戸で「小江戸 南古谷農園」を営む代表の田中邦和さん(43)。合計約2ヘクタールで水稲「コシヒカリ」「彩のきずな」を生産するほか、古代米の黒米とマコモを化学肥料や農薬、除草剤を使わずに各15アール栽培する。特に黒米は、家族連れなど消費者を招き、苗を1本ずつ手植えして収穫後のはさ掛けまでの米作り体験を提供。自然との共生、環境保全や生物多様性の保護、健康維持の大切さなどを感じてもらう機会としている。

(5面・すまいる)

〈写真:はさ掛けし乾燥させた黒米を持つ田中さん〉