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牧草「イタリアンライグラス」 稲株間にドローン播種 熊本県などの水田で実証(7面・営農技術・資材)【2023年1月3週号】

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 イタリアンライグラスの種子を小型無人機(ドローン)で散布し、収穫前の発酵粗飼料(WCS)用稲の株間に播種する「稲立毛間播種」を効率化する技術が九州などで実証されている。同播種技術は、播種前後の耕うんや鎮圧などの作業工程を省略し、播種時期を早めて生育期間を確保する。日本草地畜産種子協会などがドローンでの最適な散布方法や省力効果などを検証し、試験での種子散布時間は10アール当たり3~5分程度。雑草との競合も抑えられ、コントラクターなどによる農地を最大限に生かした粗飼料の増産を目指す。

(7面・営農技術・資材)

〈写真:広場でドローン散布を実演。ブルーシートを敷き、関係者で散布精度も確認した〉