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動き出す産地 子実用トウモロコシ増産へ(1面)【2023年5月1週号】

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 トウモロコシの国際相場が高止まりする中、都府県でも国産濃厚飼料として注目される子実やイアコーン(トウモロコシの雌穂〈しすい〉)の増産機運が高まっている。宮城県大崎市のJA古川管内では今年、水田転作で子実トウモロコシ102ヘクタールを栽培。労働時間当たりの収益性確保を目指し、10アール当たり収量700キロを目標に掲げる。岡山県笠岡市では、野菜農家と酪農家が連携し、干拓地の野菜圃場でイアコーンを生産する計画だ。茎葉は緑肥としてすき込み、酪農家はイアコーンサイレージを確保でき、双方に利点がある。国も実証などを支援し、生産拡大を後押ししている。

(1面)

〈写真上:真空播種機による播種作業〉
〈写真下:翌日の播種を前に情報交換する東山代表(左)と大平代表〉