ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

みそは1週間で予約完売 黒千石大豆に注力【5月3週号 岡山県】

230525_11.jpg

 【岡山支局】笠岡市カブト東町の農業法人有限会社ブリガーデンでは、健康食品として注目を集める「黒千石大豆」の栽培に力を注いでいる。黒千石大豆は北海道原産。岡山県で多く生産する「丹波黒」の百粒重が約80から90グラムあるのに対し、黒千石大豆は約10グラムと極めて小粒。抗酸化作用があるアントシアニンやポリフェノールを豊富に含む。ブリガーデン代表の原田恭雄〈はらだ・やすお〉さん(55)は、黒千石大豆の魅力を広めるため、2023年から「黒千石みそ」の販売を開始した。発売前から注目を集め、写真共有サイト(インスタグラム)で3月末に予約受付を始めたところ、80個の予約枠が約1週間で埋まったという。ほかにも道の駅笠岡ベイファームや笠岡ふれあい青空市では数量限定で販売している。原田さんは、加工前の黒千石大豆のオンライン受注販売も視野に入れており、「消費者が買いやすい工夫をしていきたい」と話す。

〈写真:かわいらしいイラストが目印の黒千石みそと黒千石大豆〉