ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

夜間給餌で昼間の分娩増加へ TMR自動給餌器を考案(7面・営農技術・資材)【2023年5月3週号】

230525_2.jpg

 長野県畜産試験場は、つなぎ飼い乳牛舎で夜間にTMR(完全混合飼料)を自動で給餌できる「簡易TMR自動給餌機」を考案した。昼間の分娩(ぶんべん)割合が増加することが知られている分娩を控えた牛への夜間給餌での利用を想定。単管パイプの枠組みと給餌容器、巻き上げモーター、制御盤などで構成し、市販品よりも安価で製作できる。タイマー式で任意の時間に動作するよう設定可能で、夜間の飼養管理の省力化や分娩時の事故防止につながると期待されている。

(7面・営農技術・資材)

〈写真:自動給餌の仕組みを説明する水谷研究員〉