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「ヒバゴンネギ」をキムチに【6月3週号 広島県】

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 【広島支局】庄原市西城町で青ネギ(ハウス12棟=約18アール)を栽培する宮本雅幸さん(48)は今年4月、地域特産の青ネギ「ヒバゴンネギ」やイノシシ肉を販売する「増田屋」を開業。コロナ禍で青ネギの収益は減ったが、付加価値を高めるために開発した「ネギキムチ」が主力商品になった。キムチ作りのノウハウは同市内の韓国料理専門店の店主から学び、約1年かけて商品化した。「辛さや味付けのアドバイスが大変参考になった。青ネギ本来のうまみを生かせるように辛さは控えめにしたので、さまざまな食材に合います」。出荷規格に合わない青ネギを加工用にして、1回のキムチ作りで約8キロ使う。1週間漬けて100~110個のネギキムチが完成。増田屋のほか、町内のコンビニ、同市高野町の「道の駅たかの」でも販売する。宮本さんは「購入された市外の方からも好評の声をいただいています。ネギの栽培はもちろん、キムチの安定した生産・販売ができるように頑張っていきたい」と話す。

〈写真:宮本さんが作るネギキムチ(100グラム400円)〉