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伐採竹を堆肥に活用 里山整備し獣害抑制へ(1面)【2023年7月1週号】

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 広島県安芸高田市の美土里土づくりセンターでは、里山整備で伐採した竹を粉砕し、牛ふんと混ぜた「竹チップ堆肥」の製造・販売に力を注いでいる。同センターは市の施設で、株式会社リビングファーム広島(山本昭利代表、77歳)が指定管理者として管理・運営を担う。年間1500トンの堆肥を製造し、市内外の農家に販売するほか、家庭菜園向けに袋詰めのシリーズも商品化した。放置竹林の解消を進め、里山の資源の価値を最大化するとともに、シカ・イノシシなど獣害の抑制にもつなげたい考えだ。

(1面)

〈写真:竹チップを手にする山本代表〉