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果樹・桑栽培、養蜂も 6次産業化で経営安定へ【8月4週号 滋賀県】

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 【滋賀支局】果樹と桑を栽培し養蜂にも取り組む野洲市大篠原の農業生産法人「株式会社南農園(南桂子代表=44歳)」は、6次産業化で経営の安定を図る。2014年に自宅の隣に加工場を備えた直売所を開設した。自家産果実と自家製ジャム、ブルーベリー酢、蜂蜜、桑茶などを販売する。南さんは「傷などがあって青果販売に向かない果物を無駄にしないように、自社で加工している」と話す。栽培面では効率化を図るため、自動草刈機を活用するほか、ナシはジョイント栽培を導入した。南さんは「農園で働く人は農業が好きな人ばかり。従業員が安定して給料をもらって働くことができる会社にしたい」と将来を見据える。
 ▽ナシ「豊水」「あきづき」など、ブドウ「シャインマスカット」「ブラックオリンピア」など、柿、ブルーベリー、リンゴ、サクランボ、桑など計182.9アール

〈写真:ナシの袋掛け作業に励む南さん〉