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牛の骨格標本 博物館で展示【9月2週号 北海道】

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 【北海道支局】NOSAI北海道(北海道農業共済組合)オホーツク統括センター興部支所紋別家畜診療所の山崎隼也獣医師は、牛の骨格標本を製作し、博物館での展示に向けた準備に追われている。山崎獣医師は「正常な骨格を理解することは非常に重要で、骨折や損傷の診断と治療に役立ちます」と話す。ほかの牛との接触や難産介助中など、さまざまな状況で発生する骨折に対して、正確に診断するにはレントゲン撮影が必要だが、正常な骨格標本を備えることでより正確な診断が可能になるという。展示では、子牛の骨格標本や獣医師の仕事も紹介する予定だ。「普段から製作している標本の一部で、産業動物獣医師の仕事を垣間見ていただきたいです。動物の骨格に関する新たな知識を得ていただければ幸いです」と展示への意気込みを話す。「牛の骨格展」は10月7日から29日に紋別市立博物館で開催する。

〈写真:診療業務の合間を縫って製作した骨格標本〉