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防風林「備えもバージョンアップが必要【2024年2月1週号】」

 ▼能登半島地震では、水道や電気などの復旧に時間を要し、被災者の方々が困っていた。そんなニュースに触れて、わが家も食品の備蓄や必要な防災用品を改めて検討しようと話している。東日本大震災を経験して始めた水や食品の備蓄だが、現在は水の備蓄はしなくなり、食品の管理もおざなりになっている。
 ▼農林水産省の「災害時に供えた食品ストックガイド」によると、ライフラインの復旧や支援物資が届くまで、最低3日~1週間分を人数分そろえるのが家庭備蓄の目安だ。必需品の水は飲用と調理用で1人1日3リットル、熱源となるカセットコンロで使うカセットボンベは1人1週間で6本と例示する。電気の復旧までファンヒーターなどは使えないから、暖房に使う可能性がある場合はボンベの買い置きを多めにしたい。
 ▼水や食品の備蓄では賞味期限が近いものから使用して順次補充するローリングストックが効率的だ。ただ、わが家では缶詰や乾麺、レトルト食品などの保管場所が分散し、取り出したときに賞味期限を大きく過ぎていることがあった。ペットボトルの水も賞味期限は2年程度と覚えておきたい。気付いたら1年以上過ぎて無駄にしていた。早めに消費していくか、賞味期限を忘れず管理する方法を考えなければと反省する。
 ▼今回の震災では、簡易トイレへの関心が高まっているという。保温シートなど防寒資材とともに、新たに備える防災用品の候補と考える。防災意識の緩みが食品の備蓄管理が甘くなった点も否定できない。備えの大切さを書いてきた者として恥ずかしい限り。