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ラナンキュラス「てまり」シリーズ/秀品率向上目指す【香川県・2月4週号】

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 【香川支局】観音寺市豊浜町の合田道雄さん(77)は、ハウス6.6アールで、ラナンキュラスの香川県オリジナル品種「てまり」シリーズを栽培する。
 キク栽培に取り組む一方で、冬場をカバーする収益性の高い花を探していた合田さん。香川県西讃農業改良普及センターの勧めで、2019年にラナンキュラスを取り入れた。てまりシリーズで流通する10品種のうち、「紅てまり」「雪てまり」など8品種を栽培する。同センターの安藤岬技師は「高品質な切り花を目指し、細やかな管理をされています」と話す。
 11月から3月までの年間出荷量は3万本。1株から15本ほど収穫する。同じ栽培面積のキクと比べ、収穫量は約2倍に増えた。
 2年目からは、土壌診断の結果を基に肥料を抑えた土作りに取り組んだ。収穫作業で使うハサミは、筋ごとに取り換え消毒する。

〈写真:「水あげが良いので花持ちする」と合田さん〉