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"高濃度は味、大玉は収量"/2本柱のトマト戦略【三重県・4月2週号】

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 【三重支局】木曽岬町の「伊藤農園」3代目・伊藤達郎さん(33)は、父・知己さん(60)、母・友子さん(60)、弟・佑亮さん(31)と共に、祖父の代から続く米とトマトの栽培に力を入れる。
 味を追求するトマト〝とまリッチ〟は、土耕栽培で、灌水(かんすい)量を抑えて糖度を高める。収量を追求する〝大玉トマト〟はオランダ製の軒高5.7メートルの高軒高施設で栽培。味と収量はどちらも重要で、両立が難しいという。そのため〝高濃度トマトは味、大玉トマトは収量〟と二つの柱を持つ経営戦略で挑む考えだ。

〈写真:「高軒高ハウスは、骨材を減らすことで光の入る量が全然違う」と達郎さん。手に取る品種は、耐病性を付けた「かれん」〉