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在来ソラマメを改良/莢3粒以上が68.8%に【愛媛県・4月4週号】

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 【愛媛支局】食味が良く、豆1粒が約3センチ(一寸)の在来ソラマメ「清水一寸」を改良し、1株当たりの3粒莢の割合が高い品種を育成した松山市志津川町の山本文則さん(75)。クラウドファンディングで集まった資金で、育種開始から28年越しの2022年に品種登録された。バナナの房のように1節に三つや四つの莢が着く姿と、妻・房子さんへの感謝を込めて「清水一寸 媛の房」と名付けた。種子の卸業者を通して県中予地域で普及が進み、山本さんによると、生産者は8人に増加している。

〈写真:「若い人には自分がこうと思ったら最後まで貫いてほしい」と山本さん〉