日本工業大学などの研究グループは、ナシ授粉をドローン(小型無人機)で自動化する現地試験を埼玉県農業技術研究センター(久喜市)で開始した。ドローン撮影と人工知能(AI)により飛行経路と花粉の散布地点を割り出した上で、花粉を帯電させて付着率を高める技術を搭載したドローンを用いて授粉する仕組みだ。より少量の花粉で慣行と同等の着果確保を目指す。同大の平栗健史教授は「高品質果実の安定生産に貢献したい」と話す。
(7面・営農技術・資材)
〈写真:画像分析に基づいて飛行し、花粉を噴射〉
日本工業大学などの研究グループは、ナシ授粉をドローン(小型無人機)で自動化する現地試験を埼玉県農業技術研究センター(久喜市)で開始した。ドローン撮影と人工知能(AI)により飛行経路と花粉の散布地点を割り出した上で、花粉を帯電させて付着率を高める技術を搭載したドローンを用いて授粉する仕組みだ。より少量の花粉で慣行と同等の着果確保を目指す。同大の平栗健史教授は「高品質果実の安定生産に貢献したい」と話す。