自民党は18日、畜産・酪農対策委員会を開き、牛乳・乳製品の需要拡大に向けた論点整理を行った。製品価格上昇の影響を含む消費低迷により、脱脂粉乳の年度末在庫量の大幅拡大が予測される中、国産牛乳・乳製品の消費拡大へ、数値目標を設定した上での酪農・乳業一体となった取り組みの拡充を提起。輸出・インバウンド(訪日外国人)需要拡大への業界の体制充実などの重要性も示した。持続可能な酪農の実現には、生産コストを適正に反映した価格形成とともに、牛乳・乳製品の需要拡大を通じて酪農家の所得向上が見通せる環境整備が急務だ。
(2面・総合)