日本農業法人協会は、2024年の「農業法人白書」を公表した。会員法人は稲作経営の平均経営規模が80.7ヘクタールとなるなど規模拡大が進展。平均売上高(全業種)は4億円と3年連続で最高値を更新した。また、9割超が賃上げを実施し、人材確保へ福利厚生の充実や人事評価制度を導入する動きも広がっている。一方、コスト上昇が経営課題に挙がっており、天候不順や労働力の不足も経営リスクとなっている。農業者の減少に伴い、地域営農の受け皿として役割の発揮が期待されている農業法人の現状を白書から整理した。
(3面・ビジネス)