農林水産省は6月27日、官民連携食育プラットフォーム設立総会を開き、食品関連企業などと連携し「大人の食育」を推進する取り組みを始めた。朝食の欠食をはじめ、消費者の食への関心低下や農業現場に対する理解不足などが課題となる中、食生活の改善や食卓と生産現場の距離を縮める活動を強化する。国内生産基盤に立脚した食料安全保障の確保には、消費者の理解・支持の下で生産者が安心して営農継続できる環境づくりが欠かせない。合理的な価格形成に向けた食料システム法の実効性を確保する観点からも、食と農をつなぐ食育活動の実践・強化が求められる。
(2面・総合)