水稲120ヘクタールを栽培する株式会社農業生産法人田仲農場(茨城県稲敷市)は、土壌診断や生育予測に合わせた精密な施肥を実践。10アール当たり収量は県平均(527キロ)を上回る570キロ超で安定確保し、業務用需要に対応する。特に追肥を重視。水田にトラクターで入り、ブロードキャスターを使って衛星画像に基づく可変施肥を行っている。「適期・適量の施肥は、減収リスクを抑え、資材コスト低減にもつながる」と田仲利彰代表(41)。民間サービスを使った施肥時期などの数値化により、従業員の判断で作業できる体制を整えている。
(7面・営農技術・資材)