政府観光局は16日、2025年度上半期(1~6月)の訪日客数(推計)は累計で2151万8100人となったと発表。前年同期比を21.0%上回り、過去最速で年間2千万人を突破した。また、観光庁によると上半期の訪日客の旅行消費額は4兆8053億円で、年間10兆円に迫るペースとなっている。急増する訪日客を巡っては、宿泊先の大都市偏在化やオーバーツーリズム(観光公害)など課題も少なくない。政府は30年に訪日客数6千万人、旅行消費額15兆円とする目標を掲げている。地域の実情に応じた受け入れ体制の充実・強化を基本に、訪日客需要を国内農業・農村の維持・活性化につなげる必要がある。
(2面・総合)










