【岐阜支局】高山市久々野町の中井寛典さん(43)は、ホウレンソウ約90アールとシイタケ約5アールの栽培に取り組んでいる。
「『おいしい』と言われるのが一番うれしい。自分の狙い通りに生育が進み品質のいいものができた時もうれしい瞬間」と笑顔で話す中井さん。品質を大事にしており、購入者の目線で選別するよう心がけている。
省力化・効率化にも注力。播種と同時に必要最小限の量の肥料を施す。また、選別作業は作業効率を高めるため、パート従業員への指導や助言は欠かさないという。
過去にはスマート農業の実証プロジェクトに参加。経営に必要と感じた農業管理システムと無線操縦式草刈機を導入した。
〈写真:消費者目線での栽培を常に心がけている中井さん〉