農林水産省は18日、2025/26年の主食用米について新たな需給見通しを示した。直近の消費動向やインバウンド(訪日客)需要などにより需要量は25年実績並みとなる一方、増産と政府備蓄米の供給により、26年6月末民間在庫量は玄米ベースで198~229万トンと予測。25年6月末実績(速報値、157万トン)から最大72万トン積み増されると見込んだ。今後は10月に公表する予想収穫量を踏まえて生産見通しを修正する予定だが、在庫量は適正水準(180万~200万トン)を上回り、需給は不足感から過剰基調へと揺り戻しが起きる可能性もある。
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