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御領棚田を地元の誇りに【山梨県・10月1週号】

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 【山梨支局】甲斐市敷島の「御領棚田」では、NPO法人敷島棚田等農耕文化保存協会(山本賢治会長、81歳)が5月に田植えをした水稲「コシヒカリ」が収穫期を迎えている。
 御領棚田は徳川家康から「御朱印」を賜ったことから、そう呼ばれている。1950年ごろには、大小さまざまな水田が千枚以上あったが、農家の高齢化や後継者不足で300枚程度にまで減少。保存協会が棚田の再生と保全に取り組む。
 田植えを終えた6月にはイルミネーションイベントを行う。ペットボトルに発光ダイオード(LED)が入った「ペットボタル」2150個を水田に設置。甲府盆地の夜景と共に幻想的な景色を楽しめ、毎年多くの来観者が訪れる。

〈写真:ルミネーションは田植えの1週間後から8日間。日没から約4時間点灯する〉