特定外来生物に指定されている難防除雑草「ナガエツルノゲイトウ」の分布が拡大している。2025年5月までに東北以南の29都府県で確認され、うち14府県(24年)で水田に侵入していた。まん延すると水利施設の詰まりなど通水阻害、水田では水稲の減収を引き起こすため農林水産省では対策の実施を呼びかけている。ただし、茎片からも発根するなど繁殖・再生力が強く、稲刈り後も出芽するため適切な対応が不可欠。非選択性除草剤と秋耕起の組み合わせによる水稲収穫後からできる対策のポイントなどを取材した。
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特定外来生物に指定されている難防除雑草「ナガエツルノゲイトウ」の分布が拡大している。2025年5月までに東北以南の29都府県で確認され、うち14府県(24年)で水田に侵入していた。まん延すると水利施設の詰まりなど通水阻害、水田では水稲の減収を引き起こすため農林水産省では対策の実施を呼びかけている。ただし、茎片からも発根するなど繁殖・再生力が強く、稲刈り後も出芽するため適切な対応が不可欠。非選択性除草剤と秋耕起の組み合わせによる水稲収穫後からできる対策のポイントなどを取材した。