農林水産省は21日、2025年産米の9月の相対取引価格(全銘柄平均、速報)が、過去最高値の60キロ当たり3万6895円となったと発表した。前年同月比で63%(1万4195円)高い。一方で、10日に公表した主食用米の全国の予想収穫量(9月25日現在)は、従来の1.7ミリの振るい目ベースで前年産比68万5千トン増の747万7千トンとなる見通し。9月に示された需給見通しに反映すると26年6月末民間在庫量は、適正とされる上限の200万トンを上回る218万~232万トンと見込まれ、需給が緩む懸念もある。25年産米について相対取引価格や需給見通しなどを整理した。
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