
「小豆島オリーブ牛」のブランド立ち上げから15年。第一人者の香川県土庄町の和牛農家・石井正樹さん(76)は、瀬戸内海に浮かぶ島にある畜舎で、今日も牛たちに愛情を注ぐ。特産品のオリーブの搾り果実を飼料にして与え、オレイン酸などを豊富に含むオリジナル和牛肉を生み出し、島の新たな宝へと育て上げてきた。現在、オリーブ飼料を給餌する和牛生産は県内全体にも広がり、国内外に出荷・販売されている。「みんなの力でここまできた」と石井さん。島の牛として次世代にもつないでいきたいと話している。
(1面)
〈写真:一頭一頭を大切にする石井正樹さん〉










