
「この村で持続可能な酪農を実践していきたい」と話すのは、福島県葛尾村で大規模酪農に取り組む株式会社佐久間牧場の専務取締役・佐久間哲次さん(49)。東日本大震災に伴う原発事故で避難を余儀なくされ、牛を全頭手放すも帰還後に経営を再建。搾乳ロボットや牛群監視システムなど最新機器を導入した施設で、高品質乳生産に力を注ぎながら規模を拡大してきた。観光拠点としての発展も見据えつつ、雇用の受け皿となり、村の基幹産業であった酪農再興を目指す。
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〈写真:「牛にとって快適な環境を重視している」と話す佐久間哲次さん〉










