農林水産省は18日、2025年産主食用米の予想収穫量(10月25日現在、振るい目1.7ミリベース)は前年産比67万6千トン増の746万8千トンと発表した。前回調査(9月25日時点)からは9千トン下方修正したものの、17年以来の最大となる見通しで、同省の主食用米の需給見通しに当てはめると、26年6月末の民間在庫量は214万~228万トンと適正水準とされる200万トンを大幅に上回り、近年で最も多くなる可能性がある。出来秋以降の米価水準は前年産を上回る状況で推移しているものの、新米の売れ行きの鈍化を指摘する声も上がっており、米価下落への懸念や来年産の価格への影響を心配する声も強まっている。
(2面・総合)










