
三重県農業研究所は、アライグマなど中型動物用侵入防止柵「楽落くんライト」(埼玉県考案)の草管理労力を軽減する技術を開発した。防草シート上に設置し、電気線と防風ネットの間にアース線を追加する仕組み。中型動物が柵を乗り越えようとする際に、電気線とアース線を同時に触ることで、十分な電気ショックを与えることが可能という。県内のブドウ園で行った実証では、草管理労力の軽減を図りながらアライグマの侵入を防いだ。ホームセンターなどで購入した資材を用いて自作できるのも特徴で、県内の果樹農家や野菜農家などで導入され始めている。
(7面・営農技術・資材)
〈写真:感電の仕組みを説明する長谷川弘樹主任研究員〉










