▼夏の暑さだけでなく、冬の雪までも風物詩から命や暮らしを脅かす存在へと変わってしまうのか。「災害級の猛暑」の次に襲来した「災害級の大雪」を前に、そんな不安がよぎる。
▼日本海側を中心に記録的な大雪に見舞われている。連日の除雪作業など住民の負担は増し、事故も多発。すでに30人超が亡くなっており、行政の対応強化は急務だ。また、気象の専門家などは、温暖化に伴う大気中の水蒸気量の増加で今後も極端な降雪は頻発すると予測する。地域の実情に応じた中期的な雪害対策も課題となる。
▼さらに昨秋から続く太平洋側の渇水傾向の影響も心配だ。気象庁によると1月の降水量は九州で平年の2割を下回り、東海は9%、四国は5%、近畿の太平洋側は1%となるなど「災害級の少雨」との指摘も出始めた。火の取り扱いや農作物の管理などに十分注意したい。
▼極端な気象の要因が気候変動の影響とは限らない。だが「災害級」の頻発化は明白だ。農業は天候の影響を大きく受ける。まもなく本格的な農繁期。農業保険への加入を基本に今年も"備え"ぬかりなく。










