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防風林「合格も当選も、そのあとがより大事に【2026年2月3週号】」

 ▼「合格はゴールではない」。受験シーズンが佳境へと向かう中、ふと恩師の言葉を思い出した。もちろん、春に志望校の門をくぐるのは大きな目標だが、その権利をつかみ取った後に何に取り組み、どう過ごしていくかの方がもっと大事だと。自身を振り返ってもそう思う。
 ▼受験期と重なった第51回衆議院選挙は、自民党の歴史的大勝で幕を閉じた。ただ、解散から投開票まで戦後最短の16日間の戦いでは、農政を含む重要政策の議論が十分に深まったとは言い難く、国民の暮らしをはじめこの国の行き先は依然、不透明感も漂う。18日には特別国会が開かれ、第2次高市内閣が発足する。国政には2026年度予算の早期成立はもとより、丁寧な議論に基づく国民生活に寄り添った政策の構築とその実行が求められる。
 ▼自民党は衆議院の3分の2を上回る316議席を獲得した。ただ、比例代表の得票率は36.7%で、6割超は他党を選んだ。当選もゴールではない。与野党問わず、全ての議員はその肩に国民の信が託されていることを自覚し、その責務を果たしてもらいたい。