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防風林「将来、間違った判断ではなかったといえる政権運営を【2026年2月4週号】」

 ▼パソコンで「2016年2月」と誤入力してしまったことから、思わず10年前の出来事を調べてみることに。すると、目に飛び込んできたのが「TPP署名」の見出し。
 ▼環太平洋連携協定の略で、当時のオバマ米大統領が高いレベルで開かれた自由貿易圏づくりを掲げて交渉を主導した枠組みだ。日米やオーストラリアなど12カ国が参加し、同年2月にニュージーランドで署名した。日本国内では、新たな経済連携誕生への期待と、過度な自由化や農業への影響懸念が交錯する中での船出となった。
 ▼しかし、同年秋にトランプ氏が米大統領選で初当選し、状況が一変。翌17年1月の離脱表明により、わずか1年で米国抜きのCPTPPとして再出発を余儀なくされることになる。今思えば、国際連携の推進が自国優先の分断に変わる大きな転換点だったか。
 ▼「日本列島を、強く豊かに」するとして、第2次高市内閣が始動した。世界秩序が揺らぎ、常に情勢が変化する中、政策判断の一つ一つがこの国の将来を左右する。10年後に振り返った時、間違った判断ではなかったといえる政権運営を強く望む。