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防風林「"いずれ"のために、今から備えよう【2026年3月1週号】」

 ▼東北大などの研究チームが、北海道沖の千島海溝沿いで超巨大地震に匹敵するひずみが蓄積されている可能性があるとの研究結果を発表、警鐘をならしている。
 ▼同地域は、過去の津波堆積物の分析から約400年前にマグニチュード8.8級の地震が発生し、断層が約25メートル滑ったとされる。研究チームは2024年まで5年間、海底3カ所を観測。年約8センチの速度でプレートにずれが生じていることを確認した。約400年に換算すると約30メートルに相当し、前回の超巨大地震と同レベルの力が蓄積されている可能性があるという。
 ▼日本は地震大国であり、多くの悲しみとともに経験・教訓・知見を重ねてきた。ただ、東日本大震災から15年を前に、日本赤十字社が全国の10~60代以上の男女計1200人を対象にした調査では、8割強が東日本大震災と同程度の地震が再び発生すると認識する一方、仮に起きた場合の自身の備えについて「対策ができている」は2割にとどまった。
 ▼地震の発生は防げない。だが、被害の軽減・抑制努力はできる。"いずれ"のために、"今"から備えを進めよう。