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防風林「25年の食中毒患者が直近10年間で最多、食品衛生徹底し誤食にも注意を【2026年4月1週号】」

 ▼楽しい食事の後の悪夢は、今思い出しても冷や汗が出る。居酒屋で友人と飲み明かした翌日。二日酔いとは異なる不快感は激しい腹痛と吐き気に変わり、高熱も出てトイレにいくことすらつらい状況に。快方後、友人も同じ症状で寝込んだことが判明、20代で経験した人生初の食中毒である。
 ▼厚生労働省は3月25日、2025年の食中毒患者数は2万4727人と発表。前年を1万498人上回り、直近10年の最多を更新した。原因の75%はノロウイルスだが、加熱不十分な肉料理を原因とする腸管出血性大腸菌による集団食中毒なども発生。春は人が集まる機会も多くなる。食品衛生には十分留意したい。
 ▼もう一つ、気をつけたいのが有毒植物だ。昨年もスイセンをニラと誤認したり、バイケイソウやイヌサフランをギョウジャニンニクなど山菜と思い込んだりして食べてしまう事故が多発。死亡例も確認されている。自らはもちろん、大切な人を守るためにも、間違いなく食用と判断できない場合は「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」の四つのNGを徹底したい。