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防風林「暴風雨もたらす低気圧に猛暑招く高気圧。天気図が気になる夏に【2026年7月3週号】」

 ▼台風発生のたびに耳にする「ヘクトパスカル」。大気の圧力の大きさを表す単位で、海面付近の標準気圧は1013ヘクトパスカル。これを下回れば低気圧、上回ると高気圧となる。
 ▼台風は暖かい海面から供給される水蒸気が上昇気流を発生させ、積乱雲を生み出すことで誕生する。発達期には中心気圧が下がり、特に高低の気圧差が大きくなるほど周囲の空気が勢いよく流れ込み、上昇気流を強めて積乱雲が一層成長する。つまり中心気圧の低い台風ほど"危険"だ。
 ▼実際、日本の上陸時の中心気圧の最低は1961年の「第二室戸台風」925ヘクトパスカルで、次が1959年の「伊勢湾台風」が929ヘクトパスカル。2019年の「東日本台風」(955ヘクトパスカル)と「房総半島台風」(960ヘクトパスカル)など、いずれも歴史に残る甚大な被害をもたらした。
 ▼また、高気圧も安心とはいえない。干ばつのリスクが高まる上、今夏、欧州を襲っている熱波は、強い高気圧が停滞し高温の空気が閉じ込める「ヒートドーム」が主要因の一つとされる。今年は台風が多発し、猛暑も予想されている。例年以上に天気図の数字を気をする夏になりそうだ。