▼定年後の第二の人生をどうするか。長らく会社勤めを続ける 人なら一度は考える。そして実 際の始まりが還暦より先になる 時代が本格的に到来した。
▼昨年4月の「65歳までの雇用確保」完全義務化で、本人が希望すれば65歳までは年齢を理由に引退を強いられることはなくなった。少子高齢化が進む中、労働力人口の確保が目的。すでに数年前から定年を引き上げる企業は増え、税収の確保や年金制度の持続性などにも寄与している。
▼ただ、定年退職が延期となれば、定年帰農の開始も先延ばしとなる。農林水産省によると昨年の60~64歳の新規自営就農者は前年比510人減の4350人で、4~5年前の水準から半減。最近は「65歳からでも頑張れるか不安」との声も。
▼そんな中、昨年は2022年以降で最も多い1万6110人の65歳以上の新規自営就農者が誕生、新たな舞台で活躍している姿は勇気をくれる。
▼きょうは、KFCの創業者カーネル・サンダース氏の生誕日。無一文となった彼が自身のフライドチキンのレシピを手に全米のレストランへの売り込みを始めたのは65歳の時。何度断られても挑み続け、フランチャイズ化に成功、ケンタッキーの名は世界中で知られるようになった。なお「おいしいもので人をしあわせにしたい」と90歳で亡くなるまで生涯現役を貫いたこの実業家は「人生は自分でつくるもの。遅いということはない」との言葉も残している。










