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防風林「広がるキャンセル界隈。行く末が少々不安になる【2026年10月1週号】」

 ▼今日は"ふろキャン"――。 突然言われても何のことかさっぱり。聞けば「風呂キャンセル 界隈」の略で、面倒・疲労など から入浴をやめる人たちのことを指す。
 ▼界隈はその辺り一帯の意だが、SNSなど若者の間では関心や価値観を共有する集まりにも使われる。前にキャンセルが付くので"取りやめる人たち"というわけ。
 ▼風呂が始まりとされるこの造語は現在、外出や学校、出勤、残業など多数存在。恋愛や結婚もあるそうだ。ちなみにこども家庭庁の調査で、未婚の若者の3割超が将来結婚するつもりはないと回答し、結婚より優先されるものは「余暇・趣味」が半数超に。無理強いは否。が、国の行く末は少々心配になる。
 ▼それに気がかりなのが「食事キャンセル界隈」だ。意図的に食事を抜くまたはサプリなどで済ます人たちのことで、週に1回以上食事をとらない若者は4割に上るとの民間調査も。背景には多忙や節約などに加え、食事を面倒と捉える向きもあるとされる。コスパ(費用対効果)やタイパ(時間対効果)重視の風潮が強まる時代。手間や時間がかかるコトの中にも人生を豊かにする大切なモノがある。そう伝える手立てはないものか。

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