▼食いしん坊で、ハチミツが大 好き。100年前のきょう、イギリスで出版されたA・A・ミルンの児童小説に登場した"プーさん"は、今も多くの人に笑顔や癒やしを届けている。
▼とはいえ、これは黄色いテディベアの話。実際に野生のクマに出くわしたら......。環境省の発表では今年4~8月末までのクマ類による被害者数は62人に上り、6人が亡くなった。冬眠の前は活動が活発化する。厳重な警戒が必要だ。
▼政府は遭遇防止対策に(1)寄せ付けない(2)存在を知らせる(3)出没情報を把握--を挙げる。農作物が狙われる例も発生しており、単独での農作業は避け、ラジオで音を出すなどの対策を呼びかける。収穫残さなどの処理も欠かせない。
▼個体数の適切な管理も重要だ。総務省によると駆除などに取り組んだ自治体の4割超が外部からの過度な苦情を経験しているという。住民の命の守り手に敬意や感謝を示したい。
▼そもそも近年の頻出は緩衝帯の役割も担ってきた集落の衰退が一因とされる。そう考えたら、市街地を歩くクマの姿が里山からのイエローカードに見えてきた。










