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防風林「短くなる"時間の区切り"。ただ、昔話で片付けられぬ問題も【2026年11月1週号】」

 ▼「十年一昔」とは、世の中の移り変わりが激しく、10年もたてば昔のことになるとの意。古くから一つの区切りとして使われてきた四字熟語だが、最近は"五年"に短縮されているんだとか。
 ▼10年前〈2016年〉の主な出来事は熊本地震の発生や18歳選挙権の施行など。当時は安倍政権下で、オバマ大統領が現職の米大統領として初めて被爆地・広島を訪問。11月の米大統領選でトランプ氏が初当選したのもこの年だ。
 ▼一方、5年前〈21年〉といえば、コロナ禍により1年遅れで開催された東京五輪を思い出す。この年は米国でバイデン大統領が就任し、日本では菅首相の退陣で岸田政権が発足した。激動下、感覚的には五年というのも分かる気がする。
 ▼とはいえ、昔話にするわけにはいかない問題は多い。国連はこのほど、現状のままだと今世紀中に世界の平均気温は産業革命前から2.8度上がるとの予測を発表した。すでに24年に1.55度高を観測している。1.5度抑えるとの目標を掲げた温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」はきょう、10歳の誕生日を迎えた。

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