ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

今週のヘッドライン: 2026年02月 1週号

温暖化でチョウ目害虫など発生種・分布に変化 日本植物防疫協会シンポジウム(1面)【2026年2月1週号】

 日本植物防疫協会は1月22日、温暖化がもたらす新たな病害虫発生リスクをテーマにシンポジウムを開いた。農林水産省は、チョウ目害虫では2025年の注意報・警報が50件と、07~22年平均に比べ5倍に増えたと指摘。気温上昇に加え、極端な大雨・台風などで、発生種の変化や分布域拡大などが起きていると説明した。特にシロイチモジヨトウは前年比12件増の22件となっており、薬剤抵抗性の発達回避も考慮して、複数の防除手法を組み合わせる「総合防除」が重要となっている。

(1面)

水田政策見直しの方向性などが争点 衆院選・農政分野の各党公約要旨(2面・総合)【2026年2月1週号】

 第51回衆議院議員選挙は465議席を争い、8日の投開票に向け、激しい選挙戦が繰り広げられている。農政では、食料安全保障の確立や、2027年度の水田政策見直しの方向性などが大きな争点だ。消費税減税を巡っては、与党の自民党と日本維新の会は、飲食料品を2年間ゼロとする検討の加速、中道改革連合は恒久的な食料品消費税ゼロを主張する。農政分野の要旨を紹介する。

(2面・総合)

直近10年で最悪の188億円 2024年度鳥獣害(2面・総合)【2026年2月1週号】

 農林水産省は、2024年度の野生鳥獣による農作物被害金額は前年度比24億200万円増の187億5800万円だったと公表した。直近10年で最悪で、特にシカやイノシシ、アライグマなどの被害が増加している。  被害面積は4千ヘクタール増の4万4300ヘクタールで、被害量は21万9400トン増の73万1400トンに上った。

(2面・総合)

宇治茶産地を次代に 収入保険は最大補償での加入選択(3面・収入保険)【2026年2月1週号】

260201_4.jpg

 京都府宇治田原町で久五郎茶園を営む3代目の下岡清富さん(52)は「やぶきた」を中心に約7ヘクタールで茶を生産する。「全ての茶園で旬に収穫する」をモットーに、園地ごとに早生(わせ)から晩生(おくて)まで10品種ほどを作付け、リスク分散を図りながら市場のニーズに応えている。収入保険には2020年に加入。コロナ禍で出荷価格が低下した際には、保険金等を受け取り、経営安定を図ってきた。

(3面・収入保険)

〈写真:NOSAI職員と情報交換する下岡清富さん(右) 〉

股関節ストレッチで腰痛予防(5面・すまいる)【2026年2月1週号】

  農業は体を使う作業が多く、腰痛に悩む農家は多い。鳥取県西部農業改良普及所管内で、ネギ農家に対策を教えている理学療法士の森田鉄二さん(もりわき整形外科クリニック)に、農繁期前のセルフチェックとストレッチについて教えてもらう。

(5面・すまいる)

春作業前に点検・確認を トラクター・刈払機の事故防止(7面・営農技術・資材)【2026年2月1週号】

 今年も来月には全国的に農繁期を迎える。特に春作業が始まると例年、乗用型トラクターによる事故が増える傾向があり、危険箇所の事前確認やシートベルトの着用など命を守る対策を徹底したい。農林水産省資料から事故事例と対策を改めて整理する。

(7面・営農技術・資材)

地域自慢のセリ/バイヤー注目の一品に【青森・2月1週号】

260201_7.jpg

 【青森支局】「挑戦の末のこのセリはまさに『鶴ケ崎ブランド』といえる」と自信を見せるのは、小川原湖畔でセリ栽培に取り組む東北町大久保の鶴ケ崎長右エ門さん(72)。地元の幅広い世代に支持され、バイヤーからも期待されるまでになったセリを次代にも残したいと奮闘する。

〈写真:「今年は例年より少し茎が細い出来となったが味はまずまず」と鶴ケ崎さん〉

西洋ナシ、サクランボ/低樹高管理を実践【山形・2月1週号】

260201_8.jpg

 【山形支局】「まずは一歩一歩、目の前の木と向き合い、理想の果実を追い求めていきたい」と話すのは、東根市神町で西洋ナシ60アールとサクランボ20アールを栽培する西村太一さん(28)。作業の効率化と安全性を求め「低樹高管理」を重視し、脚立の6尺以上には木を高くしないよう剪定〈せんてい〉を行っている。

〈写真:「剪定は、失敗してもいいや、という気持ちで切っています」と西村さん〉

連島れんこんの伝統と未来を守る【岡山・2月1週号】

260201_9.jpg

 【岡山支局】「『連島れんこん』を後世へ残したい」と話す倉敷市の髙橋農産株式会社代表取締役・髙橋幹雄さん(42)。祖父・父と続くレンコン農家3代目の髙橋さんはJA晴れの国岡山を退職後、2013年に就農した。西日本有数のレンコン産地の同市連島町でレンコン9.3ヘクタールを栽培する。

〈写真:祖父・父から続くレンコン農家3代目の髙橋さん。連島れんこんのPRのためメディアにも積極的に出演する〉

イチゴ土耕栽培/農閑期を有効に【福島・2月1週号】

260201_10.jpg

 【福島支局】水稲2.1ヘクタールを川内村で栽培する猪狩義行さん(68)は、水稲の農閑期を活用してイチゴ7アールを栽培している。
 兼業農家だった猪狩さんは、退職後に農閑期の活用法を模索。「栽培のしやすさや労力など、いろんな観点から考えましたが、妻の一声でイチゴ栽培に決まりました」と当時を振り返る。

〈写真:「新しい事を始めて、人とのつながりが増えた」と猪狩さん〉

防風林「四つの目を磨き、「猫の目」には終止符を【2026年2月1週号】」

 ▼年明けに健康診断を受けることが私的な定例行事となっている。そして毎年、結果に落ち込むのが恒例に。今年は新たに老眼を指摘され、いよいよ目もかと、ため息が出る。
 ▼老眼は、加齢により調節機能が弱まることで近くのものに焦点が合いにくくなる症状だ。民間調査では50歳以上の8割が症状を自覚しているとされ、高齢化が進む日本の老眼率は世界一という。ちなみに一般的なターニングポイントは45歳前後とのことだが、近年はスマホの普及などにより目を酷使する人が多く、30代で初期症状が現れる例が増えているそうだ。
 ▼目の機能の老化は自然の摂理だが、努力や経験などを重ねていくほど輝く"目"もある。例えば、物事を詳細に分析する「虫の目」や全体を俯瞰(ふかん)する「鳥の目」は強化することが可能。さらにビジネスなどの場では、時代や計画・行動の流れを捉える「魚(さかな)の目」と、相手側に立つなど視点を変える「コウモリの目」も磨き、バランスよく使っていくことが課題解決の鍵とされる。目に見えない部分にこそ本質があるのかもしれない。
 ▼これら四つの目は政治の場面でも重要となる。衆院選も終盤。有権者には各党・候補者の主張を見極める目が求められる。また、国内農業・農村の振興は国の最重要課題だ。選挙結果にかかわらず、与野党は「猫の目」とされてきた農政に終止符をうち、生産現場の目線に立った政策を構築・実行してほしい。

» ヘッドラインバックナンバー 月別一覧へ戻る