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今週のヘッドライン: 2026年04月 1週号

農業を憧れの職業に 園地拠点に魅力を発信(1面)【2026年4月1週号】

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 「農業を憧れの職業に」を掲げ、千葉県我孫子市の住宅地で農園「ベジLIFE!!」を経営する香取岳彦さん(43)。露地・施設の計4ヘクタールで年間50品目の野菜を栽培し、食育として県内の保育園、小中高校など年間50回ほどの農業体験を受け入れる。祖父母の農地を残そうと就農し、経営を開始して10年。経営の柱である野菜セット販売では、販売先へ農園の状況を伝え、就農希望者の研修や援農も受け入れて農業の魅力を発信する。

(1面)

〈写真:「自分たちがおいしいと思える野菜を販売していきたい」と香取岳彦さん〉

主食用米の需要量下方修正 6月末の民間在庫量は最大234万トン(2面・総合)【2026年4月1週号】

 農林水産省は3月23日、食料・農業・農村政策審議会食糧部会に、主食用米需要量の下方修正など「米穀の需給及び価格の安定に関する基本指針」の変更を諮問し了承された。3月時点での指針変更は初。直近のとう精数量などから2025年産需要量を最大711万トンから704万トンに下方修正した。結果26年6月末在庫量は最大234万トンと、適正水準とされる200万トンを大幅に上回る見通し。さらに1月末時点の26年産作付け意向を踏まえると、27年6月末在庫量は最大271万トンに積み増されるとの"参考値"も示した。需給緩和による米価下落が懸念される中、需給の引き締めと適正な価格形成の実現へ、政府備蓄米の買い入れや生産現場における今後の作付け判断が注目される。

(2面・総合)

より強い経営に 富有柿を柱に野菜にも挑戦(3面・収入保険)【2026年4月1週号】

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 岐阜県本巣市で三輪柿園を営む三輪直哉さん(40)は、約55アールの園地で「富有」を中心に柿栽培に取り組む。2019年にIターン就農し、高品質生産に向けて堆肥作りにも力を入れるなど日々試行する。収入保険には24年に加入。カメムシ被害で大幅に減収した際には、保険金等を受け取り、経営継続につなげた。今後はリスク分散や規模拡大を目指し、野菜の生産にも挑戦していく方針だ。

(3面・収入保険)

〈写真:NOSAI職員と情報交換する三輪直哉さん(右)。食品残さなどを使った堆肥作りにも挑戦中だ〉

やりたいこと大切に 農家が児童書出版(5面・すまいる)【2026年4月1週号】

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 「大人も子どももクスッと笑える作品を届けたい」。沖縄県八重瀬町でマンゴーやランを栽培するやまだゆーりーさんは、昨年2月、児童書「天才?発明家 ブロロッコイ ダイコンのうか大ピンチ!」を出版した。失敗ばかりだけどやる気に満ちあふれる発明家「ブロロッコイ」が、ヘンテコな農機具を発明しながら困っている人を助けていく物語だ。農作業からインスピレーションを受け、子どもたちに「自分のやりたいことを大切にできる人になってほしい」との思いで、約3年半かけて完成させた。ゆーりーさんは次作に向け、今日も農作業の後、ペンを走らせる。

(5面・すまいる)

〈写真:マンゴーとランを育てながら作家「やまだゆーりー」(ペンネーム)として活動する〉

生産性向上に貢献 農研機構農業機械研究部門が成果報告会(6面・営農技術・資材)【2026年4月1週号】

 農研機構農業機械研究部門は先ごろ、さいたま市内で2025年度研究報告会を開催。今後、製品化が期待される新技術などを報告した。2026年度にも実用化を予定する「高湿材適応コンバイン」と「樹脂テープ式トマト用接ぎ木装置」の2成果について概要を紹介する。

(6面・営農技術・資材)

第50回「新・日本の農村」写真コンテスト(8面・特集)【2026年4月1週号】

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 現代的な農業・農村や農家の姿などをテーマに、集落での暮らしや農作業、災害などの写真を募集する農業共済新聞主催の第50回「新・日本の農村」写真コンテストの審査会(審査委員長・亀井正樹氏=日本写真家協会会員、日本機関紙協会神奈川県本部理事)がこのほど開かれ、各賞の受賞者が決定した。応募総数306点(応募者数124人)の中から、最優秀賞(賞金10万円と盾)に小野寺三彦さん(岩手県)の「秋色の中で」が、金賞(賞金5万円と盾)には辻泰啓さん(大阪府)の「優しい夕日に癒やされて」が選ばれた。銅賞までの上位入賞作品を紹介する。

(8面・特集)

〈写真:「秋色の中で」小野寺三彦さん 岩手県〉

国産ナッツ 産地化へ動く【山形県・4月1週号】

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 【山形支局】「果樹栽培の引き出しを増やし、将来につながる選択肢にしたい」と話すのは、河北町「かほくナッツ研究会」会長を務める生稲〈いくいね〉洋平〈ようへい〉さん(47)。サクランボやモモなど生食用果樹の生産を軸に据えながら、耕作放棄地の活用や担い手不足といった地域課題の解決も見据え、アーモンドやヘーゼルナッツなどの国産ナッツ栽培にも取り組んでいる。

〈写真:ナッツを手に生稲さん。研究会では栽培技術の確立や販路開拓への取り組みを進める(写真提供=生稲さん)〉

収入保険で新技術導入など営農に意欲【北海道・4月1週号】

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 【北海道支局】共和町大谷地地区で水稲14ヘクタール、小麦13ヘクタール、カボチャ8ヘクタール、子実コーン8ヘクタール、露地栽培メロン3ヘクタールなどを栽培する合同会社共和町ぴかいちファームの代表社員・山本耕拓〈たかひろ〉さん(45)。米栽培の省力化やコストの低減、将来の水不足に備え、種もみに「マイコス」という菌根菌をコーティングし、少ない水で栽培する乾田直播栽培を5年前から行うなど、地域内で先進的な取り組みを行っている。「収入保険のおかげで今後も安心して営農ができる」と話す。

〈写真:「今後もさまざまなことに取り組んでいきたい」と話す山本さん〉

アプリで水稲・花き管理省力化 集落農地の7割を耕作【石川・4月1週号】

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 【石川支局】水稲を主体とする金沢市大場町の「農事組合法人大場坊主の里」は、集落の農地100ヘクタールのうち約7割を耕作している。規模拡大が進む中、作業の平準化や省力化を図り、スマート農業の導入や地域伝統の水稲品種の継承にも力を入れている。農閑期にはフリージア「エアリーフローラ」栽培にも取り組み、このほど県の品評会で最高賞を受賞した。

〈写真:スマホで圃場の情報を確認する役員の市原俊廣さん〉

ブドウ一文字仕立て 移動短縮、肩上げ軽減【埼玉・4月1週号】

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 【埼玉支局】杉戸町で「田原ぶどう園」を営む田原和明さん(61)は、ブドウ50アールを栽培する。主枝を直線状に伸ばす樹形「一文字仕立て」を採用し、省力化を図っている。一文字仕立ては主枝に沿って平行移動しながら作業できるため、園内の移動距離が大幅に短縮できる。主枝の高さは自身の身長より約15センチ低く設定し、果実が目線より下に位置するよう調整している。これにより上向き姿勢が解消され、肩より高く腕を上げる作業がほとんどない。

〈写真:剪定〈せんてい〉作業を行う田原さん。収入保険に加入し万一に備える〉

防風林「25年の食中毒患者が直近10年間で最多、食品衛生徹底し誤食にも注意を【2026年4月1週号】」

 ▼楽しい食事の後の悪夢は、今思い出しても冷や汗が出る。居酒屋で友人と飲み明かした翌日。二日酔いとは異なる不快感は激しい腹痛と吐き気に変わり、高熱も出てトイレにいくことすらつらい状況に。快方後、友人も同じ症状で寝込んだことが判明、20代で経験した人生初の食中毒である。
 ▼厚生労働省は3月25日、2025年の食中毒患者数は2万4727人と発表。前年を1万498人上回り、直近10年の最多を更新した。原因の75%はノロウイルスだが、加熱不十分な肉料理を原因とする腸管出血性大腸菌による集団食中毒なども発生。春は人が集まる機会も多くなる。食品衛生には十分留意したい。
 ▼もう一つ、気をつけたいのが有毒植物だ。昨年もスイセンをニラと誤認したり、バイケイソウやイヌサフランをギョウジャニンニクなど山菜と思い込んだりして食べてしまう事故が多発。死亡例も確認されている。自らはもちろん、大切な人を守るためにも、間違いなく食用と判断できない場合は「採らない」「食べない」「売らない」「人にあげない」の四つのNGを徹底したい。

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