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今週のヘッドライン: 2026年04月 4週号

ショウガ産地に新たな風 夢かなえる第三者継承(1面)【2026年4月4週号】

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 「霧島をショウガで盛り上げていきたい」と話すのは鹿児島県霧島市で「北川農園」を経営する北川慧さん(30)。昨年、妻の沙恵子さん(28)とともに第三者継承制度を利用して、平原正志さん(72)から営農を引き継いだ。平原さんから栽培技術などの助言を受けながら、今年は40アールでショウガの安定生産を目指す。さらに経営のリスク分散などの観点から野菜栽培にも取り組んでおり、今後はバトンタッチされた全ての農地を最大限活用していく方針だ。

(1面)

〈写真:植え付け準備を進める北川さん夫婦と平原さん(中央)〉

行政の関与・支援強化へ 中山間直払見直しの方向性案(2面・総合)【2026年4月4週号】

 農林水産省は10日、自民党の農業構造転換推進委員会に2027年度からの水田政策見直しと合わせて検討課題とされた「中山間地域等直接支払交付金」の見直しの方向性案を示した。人口減や高齢化が進む中でも営農や共同活動が継続できるように、集落への取り組み推進やサポート強化など行政が関与を強化するプッシュ型支援を進める。協定の対象外となっている農地でも、地方公共団体が必要と認めれば不利性のある農地も支援できる制度として活動の維持・継続につなげ、将来にわたって稼ぎ、暮らしていける中山間地域の実現を後押しする。

(2面・総合)

組合員の総意で運営 NOSAIの通常総代会開催(3面・NOSAI)【2026年4月4週号】

 毎年5~6月はNOSAIの各組合が通常総代会を開催する。地域の組合員から選ばれた総代が出席し、組合員の意見を組合運営に反映し組織の重要事項を決定する。総代をはじめNOSAI部長や損害評価員で構成される基礎組織が組合運営の円滑な運営を支えている。総代会や基礎組織の役割などを改めて紹介する。

(3面・NOSAI)

価格交渉や転嫁に課題 2025年度食品等取引実態調査(4面・流通)【2026年4月4週号】

 農林水産省は、農林漁業者や市場関係者、卸、小売りなど各事業者を対象に価格交渉の実施状況などをまとめた2025年度食品等取引実態調査の結果を公表した。食品の持続的な供給に向けた取引の適正化などを図る「食料システム法」に基づいて実施。事業者間取引(BtoB)ではコストの価格転嫁率は6割超となったものの、農林漁業者や外食・給食事業者の転嫁率は5割台にとどまり、取引環境の改善が課題となっている。

(4面・流通)

換気と除湿がポイント 住宅のカビ対策(5面・すまいる)【2026年4月4週号】

 気象庁によると、今年は6月にかけて全国的に平均気温が高く、東・西日本では降水量が多くなる見通し。高温多湿の梅雨に向け、例年以上にカビ対策は重要となりそうだ。NPO法人カビ相談センターの久米田裕子理事長に住宅のカビ対策のポイントと発生時の対処方法を解説してもらう。

(5面・すまいる)

業務用コマツナの大株安定生産 東京都農林総合研究センター(7面・営農技術・資材)【2026年4月4週号】

 東京都農林総合研究センターの江戸川分場は、業務用コマツナの高収益・高品質化に向けて大株栽培の管理技術を開発した。先日開かれた研究成果発表会では、10アール当たり窒素施肥量は30キロで、株間は12センチ、高頻度少灌水〈かんすい〉を実施すると新鮮重などが優位になると報告。さらに冬播きは積極的な保温と適応品種の導入により抽苔〈ちゅうだい〉(とう立ち)リスクを回避できることも説明した。

(7面・営農技術・資材)

柑橘就農支援事業協同組合が秋に本格始動/担い手育成に特化【静岡県・4月4週号】

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 【静岡支局】浜松市でミカンの新規就農者を育成する「柑橘就農支援事業協同組合」が、今秋から本格始動する。温州ミカンなどの栽培と販売を手がける日下農園(浜名区都田町)など、県西部の若手生産者が中心で運営する6団体が結集。深刻化する担い手不足に対し、育成に特化した組合を立ち上げ、組織力で就農者を確保していく。

〈写真:新規就農者の育成に特化した新組合の立ち上げメンバー。右から4人目が日下竜太代表〉

法面の草刈りに自作スパイク/傾斜に合わせ足首の負担少なく【岩手県・4月4週号】

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 【岩手支局】紫波町片寄の川村慎二さん(63)は、靴に取り付けるスパイクを自作。傾斜地で長時間立つときの足への負担を軽減する仕組みで、法面の草刈りに活用している。

〈写真:スパイクを付けた長靴で斜面を歩く川村さん〉

直売主力に農家カフェ/イチゴで笑顔に【島根県・4月4週号】

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 【島根支局】「イチゴでみんなを笑顔にしたい」と話すのは、大田市久利町でイチゴの生産・加工・販売に取り組む木村幸市さん(54)・貴子さん(54)夫妻。2025年に始めた農家カフェでは、パフェやジュースなどを提供する。
 「イチゴを一番おいしい時に食べてもらいたい」という考えから、直売所や地元の道の駅を中心に出荷し、発送も対応しており、県外の常連客も多いという。

〈写真:カフェで木村さん夫妻。収穫したイチゴや加工品も販売する〉

待望の実店舗オープン/自社米のおにぎりや弁当提供【福井県・4月4週号】

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 【福井支局】坂井市丸岡町の農事組合法人大川あぐりでは、2022年におにぎりのキッチンカーを始め、26年2月には実店舗「おおかわさんちのopen kitchen」を開き、販売している。
 「自ら生産した安全で安心なお米を消費者に直接届けたい」との経営理念を掲げる。

〈写真:「消費者との距離を縮めていきたい」と話す大川勝利代表〉

防風林「人類が左右二つの利き手を持つ理由を思う【2026年4月4週号】」

 ▼左利きは座席の位置が気になることがある。文字を書いたり、箸を使ったりする際に左側の人と肘同士がぶつかることがあるからだ。
 ▼日本人の左利きの割合は約1割で、はさみやコード付き固定電話など身近な器具は右利き用が主流。一般的な横手急須や片手鎌なども左手では扱いにくい。一方、スポーツでは有利になる場面がある。話のネタになるなどのほか、手をつなぎやすいという人も。研究によると、右利きは言語的理解や論理的思考を担う左脳が、左利きは直感的理解や空間把握を担う右脳がより発達していることが多いそうだ。
 ▼右利きが大多数なのは世界共通で、原理は未解明。ただ、例えばデジタル社会の土台を築いたスティーブ・ジョブズ氏(アップル共同創業者)やビル・ゲイツ氏(マイクロソフト共同創業者)などが左利きと聞くと、人類が二つの利き手を持つ意義はわかる気がする。
 ▼政治の世界などで使われる「右派」と「左派」は、フランス革命期の国民議会で王政の権威や伝統を重視する保守派議員が右側に座り、変革を求める急進派議員が左側に座ったことが語源だ。社会の対立・分断が深まり"右"ばかりが強くなる。気がかりだ。

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