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今週のヘッドライン: 2026年08月 2週号

最大震度7 農業にも被害令和8年熊本地震(1面)【2026年8月2週号】

 熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の地震が7月28日に発生し、宇城市と氷川町で最大震度7を観測するなど、熊本県を中心に広範囲で強い揺れに見舞われた。30日現在で死者は30人を超え、多数の負傷者が出ている。また、多くの人が避難を余儀なくされている。

(1面)

27年6月末民間在庫量は最大281万トン 主食用米需給見直し(1面)【2026年8月2週号】

 農林水産省は7月28日、「米穀の需要及び価格の安定に関する基本指針」を食料・農業・農村政策審議会食糧部会で示し、了承された。2025年7月から1年間の需要実績は過去最少の683万トンとなった。結果、26年6月末在庫量は04年以降で最大の243万トンに達した。さらに6月末時点の26年産作付け意向を反映すると、27年産6月末在庫量は最大281万トンに積み増される見通しだ。需給緩和で米価下落の懸念が強まる一方で、中東情勢の不安定化などから生産コストは増えている。需給の安定化と適正な価格形成の実現に向け、政府には安心して米生産を続けられる環境整備が求められる。

(1面)

乳用牛飼養戸数が1万800戸、肉用牛は5年で1万戸超減少 農水省畜産統計(2面・総合)【2026年8月2週号】

 農林水産省は7月28日、畜産統計(2026年2月1日現在)を公表した。乳用牛の飼養戸数は、前年比4.4%(500戸)減の1万800戸で、直近5年(21年比)で2割超(3千戸)減少した。

(2面・総合)

平均売上高4.5億円で最高更新もコストや天候不順がリスクに 農業法人白書(3面・ビジネス)【2026年8月2週号】

 日本農業法人協会は「2025年版農業法人白書」を公表した。会員法人の平均売上高は4.5億円(全業種)で、過去最高を更新し10年前から約45%増加した。従事者1人当たりの売上高も2231万円で生産性が向上。経営者の平均年齢は58.4歳で59歳以下が過半を占める。一方、経営課題は5年連続で資材コストがトップ。生産コストの上昇や天候不順などによる収量の減少、生産物価格の下落などが経営リスクとなっており、その対策では「複数販路の確保」をはじめ「スマート農業の導入」「収入保険への加入」などが上位に挙がった。白書の概要を紹介する。

(3面・ビジネス)

確定申告の還付金や高額療養費などが年金口座で受け取り可能に 公金受取口座登録制度(5面・すまいる)【2026年8月2週号】

 確定申告の還付金や高額療養費などの給付金等が、手続きなしで「年金振込口座」で受け取れるようになる特例措置が始まる。給付金等をより早く簡単に受け取れるようにするのが目的で、希望すれば年金振込口座を「公金受取口座」に自動的に登録する仕組み。デジタル庁では、未登録の年金受給者に対し、日本年金機構から簡易書留で送られてくる意向確認書を確認するよう呼びかけている。

(5面・すまいる)

猛暑から作物を守る 暑熱対策の注目資材(7面・営農技術・資材)【2026年8月2週号】

 施設園芸・植物工場展(GPEC)が7月15~17日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された。出展の中から、暑熱対策関係の2資材について特徴や試験結果などを紹介する。

(7面・営農技術・資材)

26歳2人が農業法人設立/100ヘクタール規模の営農目指す【富山県・8月2週号】

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 【富山支局】「地域の農地を守りながら、100ヘクタール規模の経営を目指したいですね」と話すのは、2026年5月に魚津市坪野で株式会社堀田アグリを設立した堀田輝代表取締役(26)。同級生の森寛太取締役(26)と共に、約25ヘクタールで水稲を作付けするほか、サツマイモの栽培にも取り組んでいる。

〈写真:猛暑や繁忙期など厳しい環境の中でも「無理をし過ぎず、長く農業を続けられる経営を目指したい」と話す堀田代表(右)と森取締役〉

高性能コンバインで食味把握/米の品質向上と効率化へ【群馬県・8月2週号】

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 【群馬支局】安中市で約水田15ヘクタールを管理する櫻井良一さん(76)は、米の品質向上と作業の効率化を両立させながら、地域農業を支える専業農家として稲作に励んでいる。収穫時にはコンバインで米の味に直結するたんぱく質や水分量を測定し、企業のデータ蓄積管理サービスを利用して確認している。

〈写真:トラクターの前で今年産の意気込みについて話す櫻井さん〉

農地と作業情報の管理アプリ開発【福井県・8月2週号】

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 【福井支局】福井市で水稲や大麦を合計32ヘクタールで栽培する上東郷農業生産組合では谷口正彦組合長(65)が、農地や作業情報をワンタップで呼び出せる「Smart―Agri」アプリを開発し、持続可能な地域農業の実現に向け、独自の取り組みを進めている。

〈写真:アプリで昨年の栽培情報を確認する谷口組合長(右)〉

漬物やスイーツが人気/加工で売る自家産野菜【山形県・8月2週号】

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 【山形支局】飯豊町小白川で「安部加工所」を営む安部建一さん(77)とマチ子さん(62)夫妻は昨年、自家産農作物の加工事業を本格化させ、人気を集めている。置賜地方特産の「薄皮丸ナス」と新品種ナス「山形N1号」を計20アールで栽培し、主力の丸ナス漬けに加工する。

〈写真:「暑い夏にピッタリの丸ナス漬けです」と安部さん夫妻〉

トマト培地に燻炭/経費削減と高品質を両立【兵庫県・8月2週号】

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 【兵庫支局】加西市でトマトをハウス20アールで栽培する高橋順一さん(48)は、培地に自家製の燻炭を利用して、経費削減と高品質栽培に成果をあげている。

〈写真:「野菜が苦手な人が食べられるトマトを目指している」と話す高橋さん〉

防風林「熊本地震の被災地復旧へ、できることを積み上げよう【2026年8月2週号】」

 ▼濁点を付けて読んでしまいがちな漢字の一つ「過不足」。正しくは"かふそく"で、水や食料、運動など何かが不足している場合は「ぶそく」となるが、この言葉は「過ぎる」と「足りない」の両方の意味を持つため、濁らないと聞いたことがある。ちなみに「過不足なく」とは多すぎることも少なすぎることもないの意。
 ▼同様に、誤って濁点を付けがちな農作物といえばアボカドだ。先日訪れたスーパーの青果売り場でも「アボガド食べる?」との声。名字などは別にして、日常会話では一般的なモノの誤読が問題ないのは分かっている。それでも「カ」だと突っ込みたい衝動にかられるのは、きっと職業病のせい。
 ▼一方、ひと文字濁るだけで思わずハッとすることもある。例えば、口〈くち〉が濁ると愚痴〈ぐち〉になり、エコも濁ればエゴになり、意思〈いし〉が濁ると意地〈いじ〉になり、徳〈とく〉も濁れば毒〈どく〉になるなど。
 ▼さらに濁点の使い分けが重要になる場面がある。かつて被災地を取材した際、復旧・復興に取り組む若手農家は「『自分じゃなきゃ、誰がやる』との思いは大事。ただ先は長いから、時には『自分じゃなきゃ、誰かやる』という気持ちも大切」と言っていた。再び大地震に襲われた熊本を中心に猛暑下で復旧作業が始まっている。国全体で現地の不安に寄り添い、それぞれができることを少しずつ積み上げ、みんなで被災地の"誰か"になろう。

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