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今週のヘッドライン: 2026年09月 3週号

国産ゴマの振興、私から 栽培技術磨き商品化(1面)【2026年9月3週号】

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 「国産ゴマを振興したい」と話すのは、埼玉県日高市の鈴木香純さん(32)。身近な食材でありながら国内生産量が非常に少ない状況を知り、11年前から栽培に挑戦。香胡園の代表として機械化も図って高品質・安定生産に努めるとともに、オリジナル商品「香胡園 国産金ごま」の販路を開拓している。さらに研修の受け入れなど栽培仲間の拡大にも取り組む鈴木さん。「ゴマがたくましく生きる姿を見るとうれしくなる」と話し、今日も圃場へ向かう。

(1面)

〈写真:淡いピンクの花が広がる光景が好きという鈴木香純さん〉

各地で記録的豪雨相次ぐ 台風24号と秋雨前線(1面)【2026年9月3週号】

 前線や台風24号などの影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に各地で記録的な大雨に見舞われ、気象庁は5日、7日、8日と連日のように「レベル5特別警報」を発令。地域住民に直ちに命を守る行動を取るよう求める「緊急安全確保」を呼びかけた。

(1面)

2030年に35品種の目標設定 気候変動対応強化で育種方針案(2面・総合)【2026年9月3週号】

 農林水産省は7日、食料・農業・農村政策審議会企画部会の気候変動等対応品種育成・普及小委員会を開き、気候変動などに対応する農産物の重要品種の開発・普及に向けた基本方針案を示した。多収や高温耐性など重要な形質を持ち、広域で利用可能な品種を「重要品種」と位置付けた。産官学の連携で、食料・農業・農村基本計画で掲げる2030年・35品種の育成と種苗生産を目指す。同省は10月7日まで意見公募を実施し、地域説明会などを開催。今年7月に成立した気候変動等対応品種法の12月施行に合わせて基本方針を決定・公表する予定だ。

(2面・総合)

トマト黄化葉巻病の対策徹底 安定生産の実現へ(3面・農業保険)【2026年9月3週号】

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 栃木県足利市上渋垂町で大玉トマト(ハウス3棟・計約50アール)を主体にした経営に取り組む井上欽一さん(80)は黄化葉巻病対策を徹底し、安定生産を図っている。同病による被害経験を踏まえ、ウイルスを媒介するタバココナジラミへの防除として化学農薬のローテーション散布と物理的防除を組み合わせる。水稲約1.3ヘクタールも栽培し、収入保険をはじめ園芸施設共済と農機具共済にも加入。もしもの備えを充実させることで安心してトマトの生産に集中できる環境を築く。

(3面・農業保険)

〈写真:NOSAIとちぎの職員にハイワイヤ栽培について説明する井上欽一さん。ハウス1棟で導入し、18段まで収穫するという〉

家族が認知症になったら 抱えこまず交流・相談を(5面・すまいる)【2026年9月3週号】

 日本の高齢者の約3人に1人が該当するとされる認知症(軽度認知障害を含む)。その関心と理解を深めることを目的に定められている「認知症の日(9月21日)」を前に、公益社団法人「認知症の人と家族の会」代表理事の和田誠さんに家族が診断されたときに大切にすべき向き合い方などをアドバイスしてもらった。

(5面・すまいる)

土づくりを基盤に "水稲"高温対策のポイント(7面・営農技術・資材)【2026年9月3週号】

 土づくり推進フォーラム(事務局:日本土壌協会)は東京都内で「気候変動の影響を緩和する土づくり」をテーマにした講演会を開催。新潟県上越地域振興局の大峽広智主査普及指導員は、夏場の高温下での水稲の安定生産に向け、15センチの深耕を基本に施肥や水管理などを組み合わせた対策のポイントを解説した。概要を紹介する。

(7面・営農技術・資材)

花き農閑期にバターナッツカボチャ/経営の柱と町の特産へ【栃木県・9月3週号】

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 【栃木支局】壬生町で花きを生産する「花優美〈はなゆうび〉」の戸崎和磨〈かずま〉さん(32)は、農閑期を利用したバターナッツカボチャの栽培に取り組んでいる。新たな収益の柱づくりを進めながら、町の新たな特産品への育成を目指す。

〈写真:バターナッツカボチャを磨く戸崎さん。収穫後は2週間ほど乾燥させ、水分を抜いてから出荷する〉

在来「焼畑あつみかぶ」を守る/生産者と関係機関が一丸【山形県・9月3週号】

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 【山形支局】水はけの良い山の傾斜地を生かし、400年以上続く焼畑農法で栽培される在来野菜「焼畑あつみかぶ」。鶴岡市温海地域では、生産者や関係機関が力を合わせ、地域の伝統を後世に伝える取り組みを続けている。

〈写真:熱気の残る焼畑で種を播く阿部嘉通さん〉

前作にWCS用稲 後作にソバなど/農地を有効活用【福井県・9月3週号】

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 【福井支局】坂井市の株式会社レイトベースフクイは、坂井北部丘陵地で水稲作を主軸に農業を営む。この地域は砂地が多く、主食用米の栽培に適さない圃場も多い。こうした土地の特性に応じ、発酵粗飼料(WCS)用稲と後作を組み合わせた二毛作で農地の有効活用に取り組んでいる。

〈写真:「地域の特性を生かし、貢献する」をモットーに活動する髙橋久明代表(後列右)と従業員〉

アスパラガス 拍動灌水装置導入/作業効率化で品質維持【岡山県・9月3週号】

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 【岡山支局】11年前に会社員を辞めて就農した美作市の橋本祐樹さん(37)は現在、アスパラガスを露地16.6アールとハウス3アール、水稲を約15ヘクタール栽培している。アスパラガス栽培は、少量多頻度灌水〈かんすい〉が理想とされていることから、水稲の農繁期の対応のため、「拍動灌水装置」を今年導入。太陽光発電で自動灌水し、曇天時にはエンジンポンプによる手動灌水を行う。

〈写真:「3月の収穫最盛期には1日で約40キロ収穫し、やりがいを感じる」と橋本さん〉

ピーマン垣根仕立て導入/茎折れ防ぎ収穫作業が楽に【岩手県・9月3週号】

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 【岩手支局】ハウス7アールでピーマンを栽培する久慈市小久慈町の佐藤正義さん(52)。強風による茎折れを防ぐため「垣根仕立て」を取り入れ、収穫作業の負担軽減にもつなげている。

〈写真:「人にも環境にも優しい農業で地域を盛り上げたい」と佐藤さん〉

防風林「災害は忘れる間もなくくる時代。備えと支えがより大切に【2026年9月3週号】」

 ▼30センチ物差しで机上のモノの高さを測ってみる。B5判の月刊誌は25.7センチ、A4判の本は29.7センチ、2リットル入りのペットボトルは少し大きく31センチ程度か。一般的な水田の畔〈あぜ〉の高さも約30センチとされる。
 ▼猛暑の夏から一転、わずか1日でこれら全てが水に沈むレベルの記録的な大雨が多発し、各地で大きな被害が発生している。300ミリの降水量がそのままたまると水深は30センチになるが「令和8年8月千葉豪雨」では、千葉市で24時間雨量360ミリを観測。8月27日以降は石川県・富山県・福井県で同300ミリを上回った。9月も5日に鹿児島県・屋久島町で同450ミリを超え、7日には伊豆諸島の大島で同580ミリに達した。さらに8日は愛知県と岐阜県で1時間に約100ミリの猛烈な雨が降った。
 ▼農地の冠水など農業被害も相次ぐ。長雨に苦しむ地域も増えており、収穫の秋を前に農家の心中は察するに余りある。NOSAIでは被災農家の営農の継続・早期再開を後押しするため、農業保険の機能発揮に全力を挙げている。被災地の農作物をより多く消費して生産現場を応援したい。
 ▼台風シーズンはまだ続く。また熊本地震をはじめ大きな地震が多発している。「災害は忘れたころにやってくる」はもはや過去。今は「災害は忘れる間もなく次々にやってくる」時代へと変容してしまった。"備え"と"支え"がより大切になる。

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